時のアルペジオ

海に架かる虹を
あなたは憶えていますか

雨上がりの公園の隅で
咲いてた向日葵 空に恋した

それから僕らの手は 繋がれて夕陽のように
せつなくて やさしくて 初めてのキスをした
誰もいないこの道 先にある蜃気楼は
どこまでも 揺らめいた未来
映し続けてた

秋の風の色を
いつでも忘れないでしょう

帰り道でケンカした夜に
見上げた秋桜 星に泣いてた

あれから僕らはまだ 生きるという 問いかけに
目的も見いだせず でも何か探してる
夏休みがいつかは 終わるから美しいと
知ったのは あの頃が遠く
過ぎてからのこと

振り向いた街角 また会える日を
この場所で 僕らを待ってて uh-

これから僕らが行く 誰もいないこの道は
いくつもの暗闇を 通り抜けるのだろう
あの時に僕がいて あなたと過ごした日々の
ありふれたしあわせが
いつだって僕らを支える
いつまでも いつまでもきっと
忘れないでしょう
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