白い部屋

それから君はそっと 続きを話しだした
白い部屋を満たす 夜が揺れる
世界中でたった ひとりだけの君と
ふたりぼっちで 記憶の海を泳いだ。

こんな気持ちを僕は いつまで覚えてる?
永遠とかって それっぽくて嫌
惑う心に似た ロウソクの灯りは
君の長い髪を優しく撫でるように

ほんとの声を 聞かせておくれよ
瞬きもできず
約束なんて しなくてもいいよ
まだ何も見えず

信じた物を その手で壊す 勇気はあるのかい?

ほんとは
どうでもいいよ。

過去も未来も
過ちも夢も
本当も嘘も疑う心も
憎しみも闇も
約束だって破ってもいいよ
わがままも言えよ。
最期の朝にその手を握って
ただ君を愛して 幸せだったと告げる事を 許してくれるのなら。
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