YUKIDOKE

校舎の窓の外 落ちてく雪を眺めた
俺らしかいない駐車場走り回っては
冷たい雪も暖かく感じてた
赤く手腫らし 無我夢中に
飽きるまで続けた遊戯

聞こえないチャイム 永遠の休み時間
感覚のない 手足を震わせて
このままずっとずっとこの時が続けばいい
白い地面に残る足跡

雪が溶けて俺たちは離れてくけど
時は巻き戻せない
やがて桃色に染まるだろう
あの木の下でまた会おう

見てはいけないもの 聴いてはいけない事
全て知りたくて その度 怒られて
車とかタバコとか大人の仕草
何もかもかっこよく見えて真似をした

全て共有した 痛みも喜びも
色褪せない アルバムに残ってる
2人乗り自転車でどこまでも
轍を残して行ける気がした

雪が溶けて俺たちは離れてくけど
時は巻き戻せない
やがて桃色に染まるだろう
あの木の下でまた会おう

俺たちは謳う 歌詞の意味なんて
わからないまま 酔いしれていた

遠く離れた場所から君を想う「負けるな」と
思い出す 一人座っていた日に手を貸してくれたね

陽が早く沈んでゆく ほらあっという間に
雪の地平に隠れる淡い光
ゆっくりと歩いてく帰り道 あと幾つの別れを惜しむ様に
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