letter

「セピア色の街並みも、
おきまりの散歩コースも、
肩並べて歩くことも、
私の密かな“幸せ”
知ってる?

いつもよりも
大げさにふざけてみた
バカみたいでしょ?
君にもっと
気にして欲しかったの。

いつまで一緒に居れるのかな?って
理由なく悩む私の
手を握る体温も
何も言わない優しさも
全てが君で。
私を、見つけてくれてありがとう。

困り顔が見たくなって
少しね、むくれてみたんだ、
ごめんね。

指を解けば
また一人の朝が来る
離れ難くて
スムーズには
通れない改札。

時計を隠してしまいたくなる。
この時間をね、永遠
真空パックしたら
側にずっと置いておきたい。

愛しい君へ、
私を、見つけてくれてありがとう。」
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