故郷の花のように

あなたの愛を 確かめたくて
背中をむけて 拗ねてたあの日
月日を重ね 愛されるほど
おんなはいつも 臆病になる……
どうぞ わがままを許して
季節が 時を変えるように
さくら舞い散る 黄昏空に ずっと ずっと 揺られたい
あなたひとりに 故郷の花のように
そっと咲いてる 私です

あなたの胸に 抱かれていても
なぜだか急に 泣きたくなるわ
散る花のように 二人にいつか
別れの時が 来るのでしょうか……
どうぞ 私だけ見つめて
そよ風 虹の彼方へ
愛していると言葉に ずっと ずっと 揺られたい
あなたひとりに 故郷の花のように
そっと咲いてる 私です

この世の中で やっと出逢えた
かけがえのない 大切な人
まぶたとじれば 夕立 木立ち
母の面影 思い出の道……
どうぞ 私だけ見つめて
星降る 夢の世界で
やさしく肩を両手で ずっと ずっと 揺られたい
あなたひとりに 故郷の花のように
そっと咲いてる 私です
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