ピンクのアオザイの裾を夜風にあそばせ -サウスウインド-

あなたの腕に 熱く腕を絡ませ
テールランプが川の流れのように続く
今宵 この街は二人だけのステージ
寂しく長い夜が 長く続いたからね

知らず知らず 強い女を
演じていたのよ だから今夜は

ピンクのアオザイの
裾を夜風にあそばせ
あなたの腕の中で
弱い女でいさせてね

ルームライトが霧に浮かぶ小舟のよう
今夜 この部屋は二人だけの隠れ家ね

知らず知らず 恋する女を
忘れていたのよ だから今夜は

ピンクのアオザイが
夜の帳に溶ける
あなたの腕の中で
眩しい朝を迎えさせてね

ピンクのアオザイの
裾を夜風にあそばせ
あなたの腕の中で
弱い女でいさせてね

ピンクのアオザイが
朝の光に揺れる…
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