HANABI~8月の日~

手をつないだらココロがふるえた
まっすぐ視線も合わせられずに
あの夏草のむせ返る匂い
蝉時雨がうるさかった 8月の日

はかなく揺れる陽炎に溶けてくきみが
夢じゃないこと願ったんだ

ぼくたちは生きる意味などわかるほど利口じゃなくて
いつもなにか起こるたびにただとまどうけど
夕立が地面を叩く音でかき消されたきみの
あのひと言 忘れないよ ココロに傷跡みたいに

窓のりこえて夜の公園へ
ベンチに隠れて交わしたキスに
目を閉じたこといまも思い出す
逃げたようで悔しかった 夏の終わり

ずっと消えない花火などキレイじゃないと
きみは未来を言い当てたね

さよならが訪れた時 ぼくたちはふたり笑った
見えるものが急にぜんぶ色あせてくから
恋よりも大事なものはきみといたすべての時間
半分ずつ持って行こう 遥かなこの道の先へ

ぼくたちは生きる意味などわかるほど利口じゃなくて
いつもなにか起こるたびにただとまどうけど
夕立が地面を叩く音でかき消されたきみの
あのひと言 忘れないよ ココロに傷跡みたいに
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