PRISM

風の街 その人を見た 軋む記憶の扉がひらいた
ざわめきを切り取る光 瞬きほどの切なさに揺られ

すれちがう二人の影
仕掛けられた運命

時は往き思い出すのは終わりを告げた恋じゃなく あの日
唇を重ねただけで互いに秘めた始まらなかった恋

このシグナル 向こう岸まで
17秒 戸惑いの永遠

遥かなあなた 今ここにある手に取った偶然の鍵
変わらぬあなた すぐそばにあるこの胸に響く足音
聞いて…

ためらえば取り逃がしてく 眠らぬ夢も眠らせて生きた
輝ける宝石なのか虚しい砂か解らないままで

めぐり逢い離れる影
美しい旅路は続く

あなたの腕に抱かれるために生きてると思えた日々を
あなたの声に夢見るために生きていた遠いあの頃

遥かなあなた 今ここにある手に取った偶然の鍵
気づかぬあなた すぐそばにあるこの胸に響く足音
聞いて…
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