ひとつのキャラバン

彼女たちはしあわせを生きている
幼い頃のままの瞳で笑いながら

彼女たちはしあわせを生きている
エプロンをして花のように笑いながら

遠い旅をしてきたようにあふれる
いろいろな気持ちあふれだしてしまう

たったひとつのキャラバンが終わるまで
シャンパンをあける前の感覚で

悲しくて胸に穴があいたようになったり
嬉しくて頬が赤く染まるようになったり

そうしてどんどん澄んだ魂になって
愛する人まで命の全てをかけていくのよ

たったひとつのキャラバンが終わるまで
シャンパンをあけるような感覚で

彼女たちはしあわせを生きている
幼い頃のままの瞳で笑いながら
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