曖昧に逸れる

その日はそれで暮れる
夕暮れ 色は間違ってる
ふいに手を鳴らすように 瞬間的に 夢になる

冷たい木の床に 緩やかに傾斜がかかってる
そこから転がり落ちるように 日々が遡り 始める

捕えた気になる 輪郭だけのイメージに
踊らされてる 弱い希望と 相反する答えと
張り巡らされている 伏線のような響きに
揺らいでしまう 今日は いらない
越えていくようで 戻っていくようで

その日はそれで暮れる
夕暮れ 色は間違ってる
意味を失うことのように 今は広がりを止めていった

記憶は 剥がれるように 去る
その手から弾き出す 君が言おうとすることを かすれるほどに掬いたい
張り巡らされている 伏線のような響きに
揺らいでしまう 今日は いらない
越えていくようで 戻っていくようで

日 またぎ 意味は 変わらない
ゆっくりと 変化するようで
日 またぎ 君は 帰らない
束の間の休息を 終えて
今なら 雲を呼びたい
裏切りは 見せないようにして
今さら 夢は足らない
埋めるように 沈黙を数えて
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