机上の空論に意味を為す

沈む太陽を待ちわびるような
日々の延長を探している
時計じかけのオレンジのような
人間の欲望を満たしていたい

ゆがんだ愛に震える姿は
心地よく憎らしい

甘い吐息をただ吸いこんだ
創造のままに身をねじ込んで
正解は何だろう?
頭ん中でループした声は
「芸術ってさ、こんなもんだろう。」
未来に意味を託す

脳内進行エピローグを
重ね合わせた記憶癒えない私
脳内進行エピローグを
君の抜け殻 私が生きてた愛の証

探して誰にも触れないほどの味を
刻んで心に深く甘いセリフを
差し出した君の手も
拭いたくない君の涙の跡も
全てに意味があれば
私は人をもう愛せない

脳内進行エピローグを
重ね合わせた記憶癒えない私
脳内進行エピローグを
君の抜け殻 私が生きた証

不意に訪れた温もりに
戸惑い嘆く私
すでに朝を待ってるのなら
心地よく憎らしい
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