空の話~for my father~

嵐の夜におびえ もぐり込んだ 暖かな腕が
怖がることは何もないと 強く抱きしめた
泣いてばかりいたよ とても明日が遠くて
待ち切れないまま 家を離れた

街を抜ける冬風 しびれるほど頬につきささる
あなたの大きな手のひらの痛み どこか思い出す
やりきれない夜が 何度も続いてる
守りたい人を 見つけた今

知らず知らず追いかけてた 強い愛とたくましさを
oh― そして重ねてる あなたの笑顔
何も言えず胸に思う 懐かしさに少し照れて
ah― 決して忘れない あなたの愛だけは

遠い空の話 戦いの中のあなたの若い日々
見果てぬ夢と自分らしさ 静かな横顔
夜が更けることも忘れ 何度もうなずいた
語り尽くせぬほど 時は流れて

たとえ現実(いま)が目の前から 消え果ててもなくなっても
oh― 何も変わらない あなたの想い
そして今も 追いかけてる 強い愛とたくましさを
何も言えず胸に思う 懐かしさに少し照れて
ah― 決して忘れない あなたの愛だけは
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