都会のにおい。

「壊したい」と言って、造りあげたものを
「なんにもいらない」って、君は駆けてくんだ
逃げ出せない現状 このままじゃあ負けそう
何もかも捨てて 田舎で暮らそうか

ひとまず眠ろう
家路についたら 熱を溶かしはじめながら 声は涸れ落ちる

答えをたどれど 夢もまた夢で
自分を殺して己に気付いた
純粋なものなどありゃあしないのかい
そしたら怖いよ さよなら僕の夢

かまわず歩こう ひだまりふわふわ
涙が乾き あなたの事さえ忘れてしまう

帰ろう。今すぐ。誰も気にとめず。
あなたと2人、息を殺し、生きていたいだけ。

「壊したい」と言って。
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