毘藍ノ風

時代を呑み干した 波がとぐろを巻く
三位一体の舵(かじ)で 常世(とこよ)の岸、目指さん

曇天も貫ける 熱き意志の弓矢を放て
荒くれの運命(かぜ)どもを なぎ倒すまでは

魂(こころ)、繋げ 鋼より強く
いざ!不敵に笑え
憂き世、晴らせ おまえが在(あ)ること
その真実だけで 奈落、越える

誓いを惑わせる 鱗刃(うろこば)の波襲う
転迷開悟あがけ こよなき者、護(まも)らん

その姿変われども この身修羅になりても 信ずる
業の空 突き破る 我が証立てよ

魂(こころ)、ぶつけ 千の風興せ
いざ!気高く笑え
妥協しない おまえとすべてを
分かち合う強さで 娑婆を変える

世界が崩れゆくほど
嘆きに焼かれても何故
まだ明日の灰色を見上げて
抗える?

何にも知らず過ごした
あの日の譲れぬものが
今、俺を生まれ変わらせてく
毘藍(かぜ)になる

魂(こころ)、繋げ 鋼より強く
澄んだ空の如く
笑う日まで …我等が在(あ)るなら
その真実だけで 奈落、越える
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