私が好きな孤独

高層ビルの窓に 映る大きな雲が
遠い大陸に見えた
胸の痛む場所に 手を当てると
空がため息を吹かせた

公園の石段を 飛び越えるように
軽く誰かを傷つけたこと
悲しい出来事があると
少し泣いて 少し安心した

目を閉じて ほら 見えるよ
まぶたに溶けてく太陽が
思い出す どんな恋も無駄ではないと
感じている

ただ 一人 歩いて
でも 一人じゃなくて
漂えば あなたにたどり着くから
今 私が好きな孤独を見つけた
やさしい寂しさが 心を確かめてる

誰にも会いたくない
だけど 誰かに声をかけてもらいたい日暮れ
急ぎ足で歩くあなたも
振り向けば 私を探すでしょう

目を閉じて ほら 聴こえる
自動扉が開く音が
たぶんそう 信じることは
信じようとすることなの

ただ 一人 生まれて
でも 一人じゃなくて
気付かないで 何かを
待ち続けても
今 私が好きな孤独を見つけた
やさしい一日が ここから始まるから

ただ 一人 歩いて
でも 一人じゃなくて
漂えば あなたにたどり着くから
今 私が好きな孤独を見つけた
やさしい寂しさが 心を確かめてる
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