かけら

つまらないことばっか言っては
バカみたいにはしゃいで笑ってた
軽く親友と呼び合ってた
あいつらは今なにしてるんだろう

愛してるなんて言ってみたり
ぎこちなく求めて抱き合ったり
軽く永遠を願いあった
あの子は今どこでなにしてんの

砕けちったかけらにほら
呼びかけたらどんな顔するだろう

なくさないようにいつも
しっかり握ってたもの
気づけば指の隙間をすり抜けてく
手探りで探し続けた
大切なものと今日もまた
かけらひとつこぼれて

どうしてもと欲しがったおもちゃも
飽きてしまえば押入れの中
軽く一生のお願いを何度して
消えていった愉快な仲間たち

振り返れば僕の周りにはいつでもこんなに
大切なものが本当はたくさん転がっていて
何もないふりして一体何にカッコつけたの
ねぇかけらたちはどんな顔してる?

ずっとひとりぼっちのふりして
平気な顔で笑ってた
本当は怖くて本当は震えて
誰にも届かない場所に僕を置いて
知らん顔をしたんだ

なくさないようにいつも
しっかり握ってたのに
いいわけばかり浮かべてもういいんだよ
こんな僕になるために
そんな君になるために
何を落として何を忘れた?
またかけらひとつこぼれて
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