想い出に変わる日まで

秋色の風に背をおされて ひとりたどりついた
いつか君が波のささやき おしえてくれた砂浜

足もと濡らす 冷たい水に
時の流れを うつしてみるけど

もどらない遠い日の夢を 人は想い出と呼ぶのなら
今だけは君のおもかげ この胸に抱きしめていたい

君のやさしさ潮風のよう とてもさりげなくて

あの日と同じに ライトハウスも
ひとりきりでは ただの蜃気楼

とどかない遠い日の夢を 人は想い出と呼ぶのなら
今だけは君のおもかげ この胸に抱きしめていたい

この手をのばして 大きく名前を呼べば
今にも君が笑って あらわれそうで…

もどらない遠い日の夢を 人は想い出と呼ぶのなら
愛してたことも痛みさえも すべてがセピアにそまる日まで

つらくてもいい抱きしめているよ
想い出に変わる日まで
この胸に抱きしめていたい
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