夜の中 唯一人 どこへ行く恋人よ
あてもないその胸の 寄る辺なき悲しみ抱いて
帰るのは おまえだけ いつの日か つぶやいた
この世の終わりまでも 添えると思った

淋しくて恐いから 傷ついて 泣きながら
夜明けまで震えてた 遠い日の記憶のホタル
泣きもせず ひたすらに 追いかけた その朝も
私の帰るとこは 水辺の緑

小さくて 弱いから 淋しさに耐えかねて
傷つけてしまうから 恋などしないと泣いた
夜の中 風に舞う 寄る辺なき 愛たちよ
求めずにいられない さまようホタル
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