さいはて恋港

日暮れ桟橋 啼く鴎
男船には 乗せられぬ
汽笛鳴かせる 恋みれん
あゝ ここはさいはて 港町
あなたにはぐれた 女です

飲んで酔えない お酒でも
涙水割り 胸に抱く
濡れて紫 恋灯り
あゝ ここはさいはて 酒場町
あなたに泣いてる 女です

せめて情けは かけないで
夢に疲れた 私でも
燃える心は 恋化粧
あゝ ここはさいはて 時雨町
あなたを待ってる 女です
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