愁恋歌

哀しみが窓辺濡らせば
あしたが見えなくなるけど
過ぎゆく季節は 涙も 想いでに変えてゆく
心から愛した人も 駆けぬけた若き日も
黄昏は何も知らず 昨日に染めてゆく
人は夢から生れ いつか夢の中へ帰るけど
ふりむくよりも 歩くことが それが人生

幸福は空のむこうの 遠いところにはないから
この胸の中のかた隅 いつでも宿している
泣きながら別れた人も 美しく燃えた日も
想いでは何も言わず 心に問いかける
人は夢から生れ いつか夢の中へ帰るけど
悲しむよりも 生きることが それが人生

人は夢から生れ いつか夢の中へ帰るけど
ふりむくよりも 歩くことが それが人生
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