ナツノカゼ

真夏の夜空に輝く星達に
『時間よ止まれ』と何度もつぶやいた

いつもよりも早く目が覚めて
歯磨きして髪をセットして
君の待つ公園の前まで迎えに行く
君を見つけて高鳴る胸の鼓動

助手席に座る君 舞い上がり喋りつづける僕
「海が見たい」と言った君をただただ喜ばせたくて

夏の風吹き抜けてく都会の街を抜け 海へと向かう
君の笑顔がいつもより増えるように

車を走らせ都会を抜け出し 海の見える街やってきた
車を降りると君は手を伸ばし空に向かい背伸びした
(グーっと)目をつぶり
(スーっと)大きく息を吸い
振り返り僕にこう言った「本当にありがとね」
君の一言が嬉しくて 僕の想いは弾け飛んで
喜び笑顔になる 君も僕を見て笑顔になる
このままずっと…見たいよもっと…
きっと言えるよ 今ならちゃんと
逃げ腰な弱い心をよそに 僕の想い膨らむばかり…

夏の風吹き抜けてく海沿いの道走り 宛てなく向かう
君の笑顔がいつもより光るように

少しづつ日が暮れる オレンジ色に染まって行く
君の横顔を見て 胸の中にしまい込んでいた
思いが今、決意となり 君の心の真ん中へと
届けるから 伝えるから 僕の全ての思いを懸けて

ただ 君のそばにいたいよ
ただ 君の笑顔を見てたいよ
ただ 君が好きで仕方ないよ
ただ、ただ君が好きだから

夏の風吹き抜けてく星空の下、今僕の思いが君の心に…届け!

夏の風吹き抜けてく星空の下、今僕の思いが
君の笑顔が2人をより近付けた。
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