いつもひとりだった

いつもひとりだった
僕たちはひとりだったんだ
家族や友達のとなりで
いつもひとりだった

きっと言葉なんていらないって笑ってたんだ
その手をつないでは離すたび
僕はひとりを思うんだ

教室の窓からあの日見てた夕焼けは
今もはっきり覚えてるよ
忘れてしまったのかい

一緒に笑うときや 話すとき 涙するとき
歌うとき 食べるとき 眠るとき
わかりあえたような ひとりじゃないような
そんな気がしたとたんいつもすれ違うんだ

いつか見に行った映画君も僕も泣いたけど
どこで泣いたか忘れたよ
おんなじところだったりして

あの時言葉なんていらないって笑ってたのは
おたがいひとりきりに気づいたから
もっと近づきたいと思ったんだろう

いつもひとりだった ひとりだったから
一緒に笑うときや一緒に涙できる瞬間を
これが喜びだと知ることができたのかな

いつもひとりだった
僕たちはみーんなひとりきりだったんだね
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