空谷の跫音

溢れた目に飛び込んで滲んだ数々の

堪えた目に寄り添って写した抜け殻の窓
景色は何のために

歪んだ目を引きずって進んだ瓦落多の路
気配は誰のために足を鳴らす 足音鳴る

空谷に足を鳴らす
誰かの待つ足音鳴る

己惚れ 行く末
隣合わす怯えた夜は凍て
夢ばかりを描いた
君ばかりと話した

溢れた目に飛び込んで滲んだ数々の

汚れた目を覚まして掴んだ数々のもの
答えは誰のために足を鳴らす
空谷に誰かの待つ足を鳴らす 君を鳴らす
空谷に願い届く足音鳴る

溢れた目に飛び込んで滲んだ数々の
答えは誰のために
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