Fibs in the hand

ただ目の前で
疼き鳴く溢れた傷も
そのまま片手に去ればいい

落ちて行く道の果て
透き通る険しさに
ひどく疲れた手を取って
帰らぬ声を求めては

ただ手を合わせ泣き沈む
残した日々よ
震えた両手に掴まって

離れては受け止めた
信じては疑った
走り続けた足を止め
振りほどいてよ 届くまで

陰る明日を拾い捨てる
追いかけて待ち侘びて

ただ手を合わせ泣き沈む
残した日々よ
震えた両手に掴まって
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