ご機嫌さんよ達者かね

ご機嫌さんよ 達者(たっしゃ)かね
おらも父(とと)さも 変わりなく
朝もはよから 畑仕事
月のデッキで
故郷(ふるさと)しのび 読み返す
母の 母のたよりの あゝ なつかしさ

ご機嫌さんよ 達者かね
ことしゃ実りも 豊作で
村は祭りの 笛太鼓
書いた手紙に
あの娘(こ)の写真も 添えてある
母の 母のやさしい あゝ 故郷(くに)だより

ご機嫌さんよ 達者かね
ぼくも返事に 書いている
幼なじみの 故郷(くに)だより
波を枕に
潮鳴り聞いて マドロスは
ほろり ほろり見るのさ あゝ 母の夢
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