Swansong

あなたを抱きとめたかった、まだあたたかいうちに
じっと、じっと黙って花を、花を摘んでいた
一足ごとを香らせた歩みはとうに速度を失い、今はミモザの根元に

あなたを抱きとめてみれば、まだやわらかい
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと
好きだった
わたしの息を奪い去った口づけも、
堅い祈りの結び目もほどけてしまった

おおどうか、どうかいかないで

swan song
少し跳ね上げる最後の波紋
あいまいな輪
そんなに急いであなたはどこへゆく

雨になるの、風になるの、夜になるの、森になるの
花になるの、猫になるの、愛になるの、愛になるの
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