ツバメ号

自転車に乗れたら
すてきだろうな
隣町まで
おいしいパン買ってきてさ

真っ白な ツバメ号
オーダーメイドさ
ペダルもふわり
一番に きみに見せたい

不安も涙も
風に乗れば いつもの
笑い話さ

あの日から すっかり
怖くなってしまったよ
誰もわるくないのにね

自転車に乗れても
きみの街までは 遠い?
ふたり並んでさ
鎌倉観光さ

泣き虫の私を
笑い飛ばして
そしたらきっと
すこしは 楽になるから

見栄とか プライド
放り投げて ベルを
ちりり ちりちり

気づけば この街
すてきな友達も
増えていたから

楽しみは先送り
そのときまで
アディオスアミーゴ

真っ白な ツバメ号
まぼろしの ツバメ号
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