乾きゆく夏

とうもろこし畑を 乾いた風が
吹き抜けて夏はゆく 愛を置き去りに
燃えた後の灰のような 寂しすぎる心の中に
目を閉じれば白い波が 音をたてて押し寄せる
強すぎる光で 君の笑顔が
泣いてるように見える 渚の写真

カレンダーをめくれば そこはもう秋
歩き出そう顔を上げ 明日を見つめ
燃えた夏のあつい砂が 胸の中で冷たくなれば
君もやはり 小麦色に焼けた素肌も色あせて
ピンで止めた君の 写真がいつか
丸くめくれていたのに 気づかなかった

燃えた夏のあつい砂が 胸の中で冷たくなれば
君もやはり 小麦色に焼けた素肌も色あせて
とうもろこし畑に 秋が来る頃
君も僕の涙も 乾いてゆくだろう
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