それぞれの朝

冷たい風の街で
君を想い出してる
長い黒髪 細い指先
今も胸を刺すよ

二度目の秋も過ぎて
僕らしく生きてるよ
君に聴かせた 夢もこの手に
強く抱きしめてる

急ぎすぎて
二人求めすぎて
傷つけ合った

君を想えば ちぎれそうになるけど
今はもう 二人の日々は遠い
君を想えば ちぎれそうになるけど
二人は 他人にも もう 恋人にも
戻れないこと 君も僕も 知ってる

想い出は思うほど
綺麗なものじゃないね
君を一途に 愛した気持ち
早く消えてしまえ

降り始めた
雪を君はどこで
見ているのだろう?

それぞれの朝 それぞれの生き方を
あの夜 選んだ二人だから
それぞれの朝 それぞれの生き方を
密かに 心から そう 願うだけで
あの日の君に 振り向かない

君を想えば ちぎれそうになるけど
今はもう 二人の日々は遠い
君を想えば ちぎれそうになるけど
二人は 他人にも もう 恋人にも
戻れないこと 君も僕も 知ってる
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