癇癪と色気

好きさと放ってすぐに蠢めく僕の指は
花をあしらった賄賂贈る、君に
悠然としたフォルムで
ヨーグルトなんぞ嗜んでる
鞄の中で一晩過ごした後
踵(きびす)をかえして街へと浮かぶ
こむら返りもそのままにして
手繰(たぐ)って なぞって 掠(かす)って 閃(ひらめ)く春
弄(いじ)って 嬲(なぶ)って 舐(ねぶ)って しくじる夏
言いそびれたこと思い出してまた歌う
巡ってまた来る二人が瞬く間に

昼から星眺めて 花束食べて寝て
目覚めたなりの挨拶する、しない
この気の許せない世界
気のおけない誰かに出会うのさ
微笑みの形に似た口元から
こぼれ出るクリシェのクリシェ2乗
気焔を吐いても 息爽やか
穿(うが)って 日和(ひよ)って 噛って 罵(ののし)る秋
祈って 光って 叶って 漲(みなぎ)る冬
赤いエゴの実がはらむ癇癪と色気
出会って別れる光がはためく間に

ライ ラララライ ライ ライ ラ…

手繰(たぐ)って なぞって 掠(かす)って 閃(ひらめ)く春
弄(いじ)って 嬲(なぶ)って 舐(ねぶ)って しくじる夏
言いそびれたこと思い出してまた歌う
巡ってまた来る二人が瞬く間に

穿(うが)って 日和(ひよ)って 噛って 罵(ののし)る秋
祈って 光って 叶って 漲(みなぎ)る冬
赤いエゴの実がはらむ癇癪と色気
出会って別れる光がはためく間に

ラララ ラララ

赤いエゴの実がはらむ癇癪と色気
出会って別れる光がはためく間に
出会って別れる光がはためく間に

ライ ラララライ ライ ライ ラ…
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