はじまりの君

いつも通りの日々が 大切に思えるね
窓に映る変わらぬ景色も あと何度見れるのだろう

雨空にかかる 虹のように つらい日にも光は射すはず
悲しみも 明日を生きてゆくための 糧になる

さよならは 終わりじゃなく 共に生きて来た証
こらえてる涙 それにさえきっと 君だけの理由がある だから
ありがとう いつかまた 笑顔で会おうね きっと
あの桜の下 去年よりずっと 強くなった 優しくなった
はじまりの君がいる

まだ見えない夢も それがきっと君らしさ
いつか花が咲くその日までは 心の中 根を伸ばそう

誰も昨日には戻れぬように 一度きりの今を抱きしめて
歩き出す日々に いくつの奇跡が 起こるだろう

さよならは 別れじゃなく 僕らが出会えたしるし
立ち止まることも 迷うことさえも 君だけの道になる だから
ありがとう ここからは それぞれの時を刻む
春風を浴びて ひとつの時代を もがきながら 走り抜けた
はじまりの君がいる

その微笑み 包むように はじまりの春がくる
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