第六楽章「満月のアダージョ」

無防備な愛に 傾倒した代償
もうこの耳は聞こえない
見ておけ これが人間を愛してしまった者の
愚かな末路さ

今全て話そう あの日は満月で
照らされた塔は 王の門出に相応しく
美しくそびえてた

そしてこの手で鉄格子の中の
眠る少年を抱いた

あなたは私が連れ出し 未来へ繋いだ希望 最後の光
やがて時代を越えあなたが
王になる日の為に
全て捧げよう
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