サヨナラ

この坂を登ると またねと振り返る
いつもの道なのに今は もう戻れない

ひらり ひらり 包まれたぬくもりは
揺れて 揺れて かすんでゆく

サヨナラ 何も言わないその肩に
花びらが 散ってく音だけが 響くの

一人が寂しいのは あなたを知ってから
ありがとうが切ないのは 伝えきれてないから

何度 何度 後悔するんだろう
このまま このまま 綺麗なフリして

サヨナラ 二人の最後の日なのに
花びらが 儚く舞って 涙 隠した

サヨナラ 背中は二度と振り返らない
花びらが その足音を 消してく

サヨナラ まだ春の風は冷たいね
花びらが あなたのいた場所を 埋めてく
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