退屈な僕と小さなギター

読みかけのカフカに飽きて 街はまだ鉛の色
夜明けが近づいた夜に なんとなく歩き出した

誰もいない夜の街 こんなにも気持ちいいんだね
明日は仕事に行かなきゃ ふと思い出してまたやめた

退屈な僕と小さなギター 静かな夜の街に響いた
こんなちっぽけな時間が 今は大切に思えた

明かりが灯る 部屋を見て
なんだか寂しそうで
君も1億2千万の 憂鬱の犠牲者さ

誰もいない夜の街に 空っぽを見つめてた
足元には水たまりが 空っぽと空を映してた

退屈な僕と小さなギター 静かな夜の街に響いた
変わっていったのは 僕なんだろうか
今は分からなくて

退屈な僕と小さなギター 僕ら同じ夢を見てた
変わらない想い 確かな未来
抱きしめてあげるよ
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