男のエレジー

街の灯影に 背中を向けて
一人吹かした たばこの苦さ
渡る世間を せばめてすねて
生きる男の 身の辛さ
こんなやくざに 誰がした

義理と人情の 渡世に生きて
酒とケンカに やつれた命
ほほのキズあと 淋しくなぜて
月に語ろうか 身の上を
こんなやくざに 誰がした

泣ける思いも 笑ってかくす
青いソフトの 横顔淋し
今の姿じゃ 帰れもすまい
恋し母住む ふる里へ
こんなやくざに 誰がした
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