北斗岬

夜行列車おりて ただひとり
夜明け真近の オホーツク
こんな別離(わかれ)を するために
おまえ愛した わけじゃない…
風の風の風の 風の北斗岬へ
一生一度の 恋を恋を 捨てに来た

赤く錆びた錨 その陰に
咲いた夕顔 見て想う
あんなせつない 瞳(め)をしてた
おまえ残して 来たけれど…
風の風の風の 風の北斗岬に
一生消せない 恋が恋が 吹きぬける

遠い汽笛聞けば また浮かぶ
抱いてやりたい うしろ影
二度と逢う日は ないけれど
おまえ以外に 誰がいる…
風の風の風の 風の北斗岬へ
一生叶わぬ 恋を恋を 捨てに来た
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