野ばらの夢

ゆくあてのない涙 何処へ流れてゆく
消えない面影 どれほど見つめて
砂漠の旅のように 彷徨い疲れて
窓辺の椅子に揺られ

ひっそりと咲く野ばら
いつかいつか枯れゆく
あの日の恋のように
今宵は 白く儚い夢に抱かれましょう

おぼろげな月明かり 口ずさむ恋唄
ぽろりぽろりと 想い出 爪弾き
長夜のひとり芝居 頬づえつきながら
ふと誰かに 微笑む

ひっそりと咲く野ばら
いつかいつか枯れゆく
あの日の恋のように
今宵は 白く儚い夢を唄いましょう

ひっそりと咲く野ばら
いつかいつか枯れゆく
あの日の恋のように
今宵は 白く儚い夢に抱かれましょう
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