渚のONE-SIDE SUMMER

肌についた夏の跡 指でたどりながら
どこにでもあるような愛をさがす
ぼくの心 駆け足で砂をけってゆくよ
海岸に残したビーチマット
PASSING MEMORIES
夏を塗りこめていくキャンバスには
波に洗われてワゴンの足跡
小さくなってく

レストハウス 派手なサンダル
本当の気持がよめないよ
ぼくが想うよりつれないの
最後のKISSは どうしたの

渚のONE-SIDE SUMMER
黄ばんだアルバムには
向かいあったホーム 手を振った
君の瞳が揺れてた

固い襟のワイシャツに夏の鍵をしまい
人ごみにまぎれて去って行くよ
クラブハウスに顔をだし学生にもどって
新しいピアノに指をおとす
JANE! SEE YOU AGAIN
とびこんでおいで 想い出をこえて
忘れものをしたみたいだね
なぜか想いだせないよ

貨物船が遠くに見える
外界には光が踊るよ
ひと夏かぎりの恋人に
永遠なんて信じない

渚のONE-SIDE SUMMER
そのうち ハガキを書く
時期はずれにだしてゴメンよと
ひと言だけを書きそえて

渚のONE-SIDE SUMMER
黄ばんだアルバムには
向かいあったホーム 手を振った
君の瞳が揺れてた
夏が静かに過ぎてく
×