告白

しずまり返る校舎のとなり
体育館の最後の明りも消えてゆく
そんな中にひとりきり

周りには手を振る生徒達
高台にある校舎急ぎ足で今日も
降りてゆく坂道

あんな長く時間感じたの きっと初めてのこと
心の中 繰り返す ずっと ずっと好きでした

時計台の影もなくなり
すみに立つ街燈がともりはじめてゆく
そんな中にふたりきり

さっきまでざわついてたはず
ベンチの上おき忘れたスコアーブック
風にめくれてゆく

汚れたままのくつひもよりも上 見れなかったけれど
あなたのこと好きでした ずっと 好きな人はいますか

人はみんな傷ついても いつか忘れてゆくわ
なつかしむよな 思い出に 変えてゆく

きのうまでのように遠く遠く見てた方がなんて
心の中 繰り返す ずっと ずっと好きでした

季節だけは変わらずに過ぎて そっと去ってくけれど
あの日のあの場面 今もまだ きのうの夢のよう
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