霧雨のけむる道

霧雨が 煙る道
何処までも 何処までも
明日はいずこの 空の下
別れ別れの 運命(さだめ)なら
あゝ せめて せめて
この一刻(ひととき)を

街の灯も にじむ道
泣きながら 泣きながら
そっとからんだ 指先も
離す嘆きを 知るゆえに
あゝ せめて せめて
あの夢だけを

あゝ せめて せめて
その果てまでを
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