Eve

ねえ まだ覚えている?
私の言葉 私の感触
見つめていた同じ景色

遠ざかるあなたには
私の場所がどんな風に見える?
暗い空で ひとりぼっちで

時計の針は静かに透過していった
居場所も知らないままどこへ
揺らぐ視線の先へ
向かおうと言うのなら

いますぐ手を伸ばして
消えてしまう前に
もう一度つかまえてくれたら
二度と離さないよ

いまも覚えている
あなたの言葉 あなたの感触
歩いてきた平坦な道

ここにあった光は儚く死んでいった
答えも知らないままどこへ
汚れた闇の底へ
堕ちてしまうのなら

傷付けたこの身体も
消してしまえるかな
意味の無い言葉で
しがみ付いた未来だけを残して

どこにだって ここにだって
ずっと存在してた
その全てがいま消えゆくように
どうか願いを止めないで
ここへ来て

この場所があなたの場所だと
いつまで信じよう
気が付けば止まっていた時間が
動き出そうとしてる

さあ 鍵を開いて手を伸ばして
消えてしまう前に
もう一度つかまえてくれたら
二度と離さないよ
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