小唄ロック

もしもなれたら 花になりたい
森の小道の 花になりたい
あの娘がいつか 通りかかって
僕を見つけて つみとるように
もしもなれたら 花になりたい

もしもなれたら 風になりたい
夏のすずしい 風になりたい
あの娘の部屋に そっとおとずれ
頬にやさしく くちづける為
もしもなれたら 風になりたい

もしもなれたら 霧になりたい
町の通りの 霧になりたい
あの娘の好きな 誰かが来ても
僕につつまれ 見えないように
もしもなれたら 霧になりたい

もしもなれたら 雨になりたい
冬の波止場の 雨になりたい
あの娘をのせて 旅立つ船が
いつになっても 出られないように
もしもなれたら 雨になりたい
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