九州慕情

関門海峡 列車で越えて
ひとり来ました 博多の街へ
夜の中洲(なかす)も 天神(てんじん)も
遠いあの日の 想い出ばかり
いつもやさしい あの笑顔
何処に 何処にあなたは いるのでしょうか…

小雨の長崎 オランダ坂で
声をかければ 他人の空似
そうよ意地など 張らなけりゃ
恋は今でも 続いていたわ
女ごころの 我がままを
そっと そっと詫(わ)びてる 教会(チャペル)の鐘に…

灯りがさざめく 天文館(てんもんかん)を
そぞろ歩けば 涙がにじむ
旅の終わりの 鹿児島で
愛の深さを なおさら知った
いつかあなたに 逢えたなら
二度と 二度と幸せ 離しはしない…
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