words

「愛してる」とは なんて無力な言葉だろう
私は今も 貴方しか要らないのに

ねぇ 私の中の貴方を まだ嘘つきにしないでよ
私はもうあの日の貴方にしか しがみついては行けないのに
「もう、ひとりにはしないよ」と 抱き締めてたその腕は、どこにも無い
触れて欲しい胸の傷は 貴方には見つけてもらえなかった

もう会えないなら せめて憎ませて欲しかった
優しく笑う 貴方しか知らないのに

信じること 恐れないように もっと強くなりたかった
不安の苦し紛れにもう貴方を 傷つけたりしたくなかった
季節のように生きる貴方を 息をするのも忘れて、愛していた
やっと見つけた幸せは 音も無くこの手を滑り落ちた

「愛してる」とは なんて無力な言葉だろう
私は今も 貴方しか要らないのに

「さよなら」は無かった 何も言わず消え去ってしまった
こんなに満たしておいて 最後の言葉はくれなかった

「愛してる」とは なんて無力な言葉だろう
私は今も まだひとりここから歩み出せない

明けてく空に まだ見ぬ明日を願って
「さよなら、貴方」 私からこの言葉を
また前を向けるように
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