桜 ふわり ふわり

2週間前に積もった雪が
まだ路肩に残っている
はじめは白くキレイだったのに
何回も踏まれて 黒く染まって
アスファルトと1つになった

君を好きになってからもう
いくつの夜を越えたのだろう?
今も真っ白なはずの想いは
届く事はなく でも溶けもせず
ただ春を待つかのように

桜の花びら 僕の肩に ふわり ふわり 舞いおりて
そっと伸びてくる 君の指先 笑顔 笑顔 そんな奇跡を

君と出会えたときは心に
喜びが咲きみだれたのに
今ではもう上手に話せない
しぼんだ勇気は つぼみのまま
そう 君が まぶしすぎて

桜の木の下 木もれ日の中 じわり じわり あふれてる
にじんでいても 君の横顔 やっぱり やっぱり 好きなんだ

春を運んでくるあの強い風に
僕のこの想いを添えて
送れたらいいなぁ
君の元へ

桜の花びら 僕の肩に ふわり ふわり 舞いおりて
そっと伸びてくる 君の指先 笑顔 笑顔 そんな奇跡を

桜の花びら
ふわり ふわり
君の笑顔に
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