たそがれに燃え

たそがれに時に 男の影は
ひとり歩きを すると言う
想い出さがし 迷子のように
グラスの淵に 揺れまどう
あぁ 人恋し
唇に 指を押しあて 別れたあの女よ
過ぎ去れば こんなにも いとしさつのるのに

人混みの中 都会に隅に
ぼんやり見える 蜃気楼
倖せよりも 死なない愛が
この世に欲しいと 泣いている
あぁ 人恋し
茜雲 遠いあの女 続いているだろうか
今ならば こんなにも 抱きしめられるのに

あぁ 人恋し
酔いしれて 酔いしれるほど 逢いたい女がいる
たそがれに こんなにも やさしくなれるのに
過ぎ去れば こんなにも いとしさつのるのに
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