華の女道

巷(ちまた)には歌があふれ、
人の心は希望にもえていました。
光陰矢の如しと申しますが、
昭和も遠くなりました。

夢と歩いた 昭和を偲び
しみじみ人生 振り返る
世間知らずが 世間の水の
苦さ噛みしめ 生きてきた
燃えて弾けて 花火のように
散るも悔いなし 女道

辛い辛抱 辛の字眺め
幸せ間近と 読んでみる
愚痴は云うまい 弱音は吐かぬ
苦労千里の 九十九折(つづらおり)
陰で励ます 情けの声が
背中後押し 女道

嬉し泣きの涙のぬくもり、
これが本当の幸福(しあわせ)というものでは
ないでしょうか。

西へ沈んだ お天道様は
輝く朝陽で また昇る
泣いて生まれた この世であれば
せめて笑顔の こころ歌
命いとしみ 今日から明日へ
希望(のぞみ)一筋 女道
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