カラスと目玉

何も見たくないと言って
君は片目をカラスに売った
暗闇が一番怖いという事
君はまだ知らない

何も見たくないと言って
君は両目をカラスに売った
心地よいのは一瞬さ

消えていった目の前の光に手を
死んでいったあの日の太陽に手を
君を照らした夜の月が悲しそうに歌っているよ
ロウソクの火は君の味方だよ

カラスが突然やってきて
君の目玉を持ってきた
悲しそうに泣く君に
綺麗な目玉を持ってきた

消えていった目の前の光に手を
死んでいったあの日の太陽に手を
君を照らした夜の月が悲しそうに歌っているよ
ロウソクの火は君の味方だよ

悲しいならちゃんと見て
カラスがくれた君の目にうつる世界が汚くても
ロウソクの火は君のものさ 君のためさ
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