冬空

ため息がまだ熱を帯びてる 別れの言葉をあと何回言えば
僕の心は分かるんだろう もう君がいないってことを

さよなら さよなら さよなら さよなら

君より美しい人はいない 君より優しい人はいない
君より好きになる人はいない
北風は運ぶよ 冬の匂い そして仄かな君の匂い
暖かくしてるかな すぐに風邪ひくから

見上げた空の北極星は 遠くで遠くで輝いてる

さよなら さよなら さよなら さよなら
叶わない奇跡を 願う胸に叫ぶ

公園のベンチはギシギシと 必死にバランスを保ってる
歩き出そう慣れなきゃな 君がいない街を
むかいのパン屋に駐車場 君の面影が染み付いてる
僕は生きていこう 君がいた街で

君と過ごした日々を笑えるようになるまで
遠い君の倖せ願えるようになるまで

さよなら さよなら さよなら さよなら
叶わない奇跡を 願う胸に叫ぶ
さよなら さよなら さよなら 愛する人

思い出もいっしょに流れぬよう 栓をした瞼で君が笑ってる
無邪気に笑ってる 遠い冬の空の下
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