約束-toi et moi

祈りたちが無垢に
澄みわたる闇の彼方
すこし震えた声
耳のおく 優しく響いた

幼い孤独と孤独が 交わした約束を
蒼い夜明けが今 包むなら
照らして 星影に揺れる 本当の気持ちを
どこにいたって ふたりなら
もうなんにも 怖くないよ?

教えて こんなにも切ない世界で
人は何を求め 何にあらがえばいいの
ただ寄り添い 笑い合い紡ぐ明日を
嘘みたいに 強く 夢見ながら

隠してたナイフも
飲み込んだ言葉もまた
嘘で本当で嘘
だからこそ 優しく残酷

舞い降る花びらはまるで 哀しい約束を
白く白く埋め 赦すよう
静かにほどけた鎖も 消えない呪いも
あなたとわたし ふたりきり
生きた日々の 証だから

伝わる 真実のぬくもりをいつも
感じていた たとえ 何も聴こえなくたって
今ふたりは 長い長い夜を超え
明けゆく空 そっと 抱かれてる
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